2016欧州自転車旅行記(5/8)

5月8日(日) 晴れ カールスルーエ (Karlsruhe)→ハイデルベルク (Heiderberg)
5月8日(日) 晴れ カールスルーエ (Karlsruhe)→ハイデルベルク (Heiderberg)
当初の計画では、午前中にカールスルーエからライン河に沿ってシュパイヤー (Speyer)まで約60kmを走り、世界遺産に登録されているシュパイヤー大聖堂を見学後、ドイツ鉄道(DB)でハイデルベルクに向かう予定でした。しかし、前日に家内が軽い熱中症に掛ってしまったようで、体力、気力ともに自転車走行に耐えうるものではないと判断し、予定を変更してDBで直接ハイデルベルクに向かうことにしました。旅行も13日目に入り、旅の疲れも輪をかけたのかもしれません。そこで、終日ゆったりとハイデルベルク観光を楽しむことにしました。

遅めの朝食をすませ9時半過ぎに宿を出発。カールスルーエ中央駅には10時過ぎに到着する。10時27分発のSバーンに乗り込む。11時11分にハイデルベルク中央駅に到着。連日の好天続きで気温も上がり、駅前を行き交う人たちの服装は、半袖、短パン姿が目立ちます。
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カールスルーエからハイデルベルクへ向かうSバーンの車内の様子。窓が大きく明るい車内です。
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ドイツはどこでも自転車ごと列車に乗り込め、機動的に動くことができます。自転車ツーリストにとってありがたい公共交通システムです。

まずは、ハイデルベルク城を目指し走り出す。旧市街までは約3km程です。旧市街のマルクト広場に到着すると、日曜日のお昼時とあって、多くの観光客や街の人たちが広場に立ち並ぶパラソルの下で、ビールやワインなど思い思いの飲み物を片手に食事を楽しんでいます。ストリートライブもあり大変な賑わいです。自転車を駐輪場に止めて徒歩でハイデルベルク城に向かう。観光客の流れに沿って細い路地を急登していくと、城の入場口に到着する。
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マルクト広場の様子。青空がとても気持ちがいい。正面の建物はハイデルベルクで最も大きな教会の聖霊教会(Heiliggeistkirche)です。
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マルクト広場にはたくさんのパラソルが並び、その下のテーブルで多くの人がワイワイガヤガヤとランチを楽しんでいました。
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路地にもテーブルと椅子が並び、日陰を選んで多くの人が憩っていました。

山上に築かれた山城にはいくつかビューポイントがあります。ネッカー川の手前には旧市街の赤茶色のレンガ屋根の家並みが続き、真っ青な空と新緑に囲まれた中、これらの色彩コントラストが鮮やかでした。
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ハイデルベルク城から旧市街地の展望です。
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ハイデルベルク城からの旧市街、ネッカー川の風景を動画でもどうぞ。
https://youtu.be/JoanuMKvXQY
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城の中庭には様々な建築様式の建造物が立ち並んでいます。左はフリードリヒ館、右はオットハインリヒ館。
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廃墟がそのまま保存されています。
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有名な門のようですが、、、
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城館の中には世界一(?)大きなワインの樽が。直径は10m以上ありそうです。
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城から降りて再びマルクト広場に戻り、聖霊教会に入ってみると、東端の祭壇にたくさんの折鶴が並べられていました。何故ここに折鶴が? 理由は良く分かりません。

マルクト広場から数分のところにアルテ・ブリュッケ(Alte Brücke「古い橋」)があります。ここを渡り、右岸からの城と橋の眺めがハイデルベルクを代表する、ガイドブックにも必ず出てくる風景です。緑の山々に囲まれた中に浮かぶ赤砂岩で造られたハイデルベルク城とアルテ・ブリュッケの風景は確かに美しいです。

アルテ・ブリュッケまでの道中の様子を動画でもどうぞ。
https://youtu.be/MAJ5ruSyyJw
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アルテ・ブリュッケの中程で小休止。ハイデルベルク城を望む。
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ネッカー川右岸からアルテ・ブリュッケとハイデルベルク城を望む。

ネッカー川沿いに西に進み、ハイデルベルク大学へ向かう。途中、河畔の芝生公園には日光浴を楽しむ若者たちのグループで溢れていました。皆さん思い思いの姿で太陽の陽射しを全身に浴びながら、楽しそうに会話を楽しんでいる姿が印象的で、特に、若い女性の多くは大胆なビキニの水着姿ばかりで心地良い風景が続きました。走行中に左側ばかりに視線が向いてしまい、前方不注意の運転の連続でした。

ハイデルベルク大学は1386年創立のドイツ最古の大学だそうです。構内を自転車でポタリング。600年を超える歴史を示すモニュメントを探したのですが、構内は大変広く見つかりませんでした。

ポタリングの様子を動画でもどうぞ。
https://youtu.be/sBFogVj_6fY

【走行データ】
走行距離:20.44km(累計:502.62km)
平均速度:11.6km/hr
最高速度:29.2k m/hr

【観光できなかったSpeyer(シュパイヤー)の豆情報】
シュパイヤーは、カールスルーエから約60km先にある人口約5万人の都市です。世界遺産の大聖堂は、ラインラント・ロマネスク様式の建造物で、1030年に着工され12世紀の始め頃に完成したそうです。8人の皇帝の墓所となり「皇帝の大聖堂 (Kaiserdom) 」と呼ばれています。

6つの塔はロマネスク独特の様式で、ストラスブールの大聖堂と同様に赤砂岩で出来ています。地下のクリプト(地下聖堂)は皇帝たちの墓所になっているそうです。礼拝堂は初期ロマネスク様式で、11世紀に造られたそのままの姿で保存されているとのこと。

この町は紀元前10年にゲルマンの一民族が軍事拠点を設けて住み着いたのが、町の起源だそうです。1689年のプファルツ継承戦争の際に、ルイ14世のフランス軍によって徹底的に破壊されたため、大聖堂以外に見るべき歴史的建造物は残っていないとこと。

西暦250年にぶどうの栽培が行われたという事実はあるそうですが、ゲルマン民族の大移動の渦中で変転を余儀なくされ、今は過去を懐かしむ静かな街になっているとのことです。

(続く)
5月9日(月) 晴れ後曇り ハイデルベルク(Heiderberg)→ヴォルムス (Worms)→ヴィースバーデン (Wiesbaden)
http://dolphin-kick55.at.webry.info/201609/article_1.html

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