晩夏の若狭路自転車ツーリング(西国三十三箇所巡り19:第29番札所松尾寺)

週末に舞鶴から敦賀までの晩夏の若狭路を自転車ツーリングで楽しみました。9月に入ったとはいえ、陽射しは強烈で最高気温は敦賀で35°C! 過酷なツーリングになりましたが、若狭の青い海、鯖料理に温泉と、ハードな行程の中にも旅の旅情と癒しを堪能することも忘れてはいません。

今回の若狭路ツーリングは、念願の西国三十三箇所巡りの満願となる第29番札所の青葉山・松尾寺の参拝も兼ねています。初日は神戸から東舞鶴までを列車で移動。東舞鶴を出発して、まずは松尾寺を参し、高浜原発に足を延ばした後、小浜温泉で宿泊。二日目は、三方五湖の湖岸をポタリングした後に、美浜原発へと進み、関電の美浜原発PRセンターを見学後、山越えで敦賀へ抜けるというコースです。二日間の走行距離が130km余りのツーリングとなりました。

二日間とも最高気温が35℃に迫る猛暑となり、体力的な消耗はかなり激しかったものの、 家内も私も何とか予定通りに無事に完走できました。猛暑の中での走行で気を付けたのは次の二点です。まず第一は、水分補給を絶やさないこと。熱中症予防にはこれに限ります。信号停止時や走行中にもスポーツドリンクを少量ずつ頻繁に補給しました。第二は休憩をとることです。家内が予め道中にある「道の駅」やコンビニを検索してくれ、適切な間隔で休憩を取りました。この二点をしっかりと押さえることで、熱中症や体力の急激な消耗を防ぐことができると思います。

二日間で130km余りを走ったのですが、なんとこの間に高浜、大飯、美浜と原子力発電所が三ヶ所もあることに驚かされました。いずれの原発も訴訟による差止め等で現在稼働はしていません。高浜原発と美浜原発には発電所を 間近に見れる場所まで立ち寄ってみました。老朽化した原発が並ぶ姿に一抹の不安を覚えます。次世代の子供たちや孫たちが安心して暮らせることができるように、今後のエネルギー・環境問題がポジティブな方向に進展していくことを願っています。

原発に反対をするだけでは何も新しいことを生み出すことはできないと思います。原発に依存しない社会を作るには、それに代わる安定した、低コストの電力源の開発と、経済発展を維持し得る省エネ技術の開発が望まれるところではないかと思います。

第1日目の走行ルート(9月3日)


第2日目の走行ルート(9月4日)


【走行データ】
9月3日(土)
走行距離:55.37km
平均速度:19.4km/hr
最高速度:42.3km/hr
9月4日(日)
走行距離:76.02km(トータル:131.39km)
平均速度:17.2km/hr
最高速度:49.5km/hr

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午前7時5分、三ノ宮駅発新快速に乗り込み、尼崎で福知山線に乗り換える。福知山駅で50分の待ち合わせで舞鶴線に乗り換え、東舞鶴には午前11時3分に到着する。4時間の乗車は少々長く感じますが、瀬戸内海側から日本海側への列島縦断の公共交通の便はこんなものです。

早速駅前で自転車を組み立て走行開始。途中、国道27号線沿いの「熱烈ラーメン」で昼食をとる。このラーメン屋さん、家内が事前に見つけたのですが、おネギを別盛 りで提供し、好きなだけお取りくださいと、ネギ好きの私にとってはありがたいサービスです。キムチもセルフで。オススメのラーメン屋さんです。
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腹ごしらえを済ませ、西国第29番札所の青葉山・松尾寺(「まつのおでら」と呼びます)へ向かう。国道27号線を避け、裏道は車も少なく、すでに黄金色に染まった稲田の中を快適に進みます。ただ、松尾寺は標高699mの青葉山の中腹、240m程の位置にあり、最後の急登は自転車では上り切らず、早々に手漕ぎとなりました。

松尾寺は西暦708年に、唐からやって来た上人が創建したとのことです。本尊は馬頭観音とのこと、西国三十三所の寺の中で唯一馬頭観音を祀るお寺だそうです。秘仏ではないそうですが、2009年に開帳された後、次 回は2042年とのこと。気が遠くなります。朱印帳に記帳して、2011年9月に始めた西国三十三箇所巡り・自転車の旅は、ここ松尾寺で満願となりました。参道の急坂を駆け下り、次に向かうのは高浜原発です。
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国道27号線を日置の交差点で左折をし、小さな半島を5㎞程北に進んだところに高浜原発が立地しています。写真手前の原子炉二基が6月に20年の稼働延長が認められた高浜1,2号機、奥の円形の屋根2基が、現在差止仮処分となって裁判で争われている高浜3,4号機です。
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小浜温泉で宿泊したホテルの全景。このホテルには30年前、1986年に若狭湾で開催された海洋イベントにご列席された天皇・皇后両陛下が皇太子殿下の時にご宿泊されたそうです。当時の写真が飾られていま した。
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ホテルの前に広がる小浜湾。向かい合う二つの半島の先に若狭湾が広がり、さらに日本海へとつながっていきます。
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ホテルの前に広がる小浜湾。向かい合う二つの半島の先に若狭湾が広がり、さらに日本海へとつながっていきます。
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世久見湾に浮かぶ鳥辺島。毎年8月最終日曜日に対岸の世久見海岸からこの島を周回して戻る、3.8㎞のオープンウォータースイミング大会が開催されます。来年あたりに参加しようかと思案中です。
動画でもどうぞ。
https://youtu.be/r-5PGSZ32rA
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道の駅「三方五湖」三方湖を望む。
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菅湖湖畔。
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水月湖湖畔。
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日向湖湖畔。この湖は若狭湾に繋がっているため、ここは漁港となっています。
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三方五湖、5番目の湖である久々子湖湖畔にて。この湖も若狭湾と繋がっています。
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美浜原発に続く若狭湾の海。目の前に広がる海の青さに感動します。前方遠くにクリーム色の円筒状の建物が、美浜原発3号機です。
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美浜原発に続く海岸は、「ダイアモンド浜」、「水晶浜」などというなの海水浴場が続きます。
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美浜原発の3基の原子炉。1,2号機は廃炉が決定しています。
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敦賀・気比の松原。

敦賀駅には午後5時過ぎに到着する。自転車を輪行袋に詰めて、敦賀発播州赤穂行の新快速電車に乗車したのは、午後5時49分でした。三ノ宮駅までは乗り換えなしの直行便ですが、到着したの午後8時36分でした。

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