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zoom RSS 初夏の奥能登路を走る(自転車ツーリングの旅)

<<   作成日時 : 2017/06/07 05:55   >>

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金沢で家内の親戚の集いが開催されるのを機に、足を延ばして穴水を起点に奥能登路を自転車で周回してきました。以前から能登半島の最先端までツーリングしたいと考えていて、今回、それを実現。好天に恵まれて、初夏の爽やかな奥能登路を満喫できました。ただ、想定外のハプニングが2つも発生し、体力の消耗の激しいタフなツーリングとなりました。

走行ルートは以下の図の通りです。


5月13日(土)
大阪駅午前8時40分発のサンダーバード9号に乗車し金沢へ向かう。大阪駅では自由席も指定席もガラガラだったのですが、なんと新大阪、京都から団体客を中心に大勢の観光客が乗り込んで来て、自由・指定席共にほぼ満席状態です。驚きました。金沢は新幹線効果で東京方面からの観光客が急増したということを、ニュース等で知っていましたが、この混雑ぶりがこの一列車に限ったことではないとすると、金沢の観光人気は西日本でも相当なものだなぁと思いました。

帰りも多数のビジネス客が発車間際に駆け込むようにして乗り込んで来る光景が印象的でした。北陸新幹線の大阪までの延伸が早期に望まれる理由の一端を見たような気がしました。

金沢駅には午前11時14分に到着する。駅コンコース には外国人を含めた大勢の観光客で賑わっています。駅前広場で自転車を組み立て、まずは本日の宴会と宿泊するホテルに直行する。自転車と荷物を預け、金沢の街をゆっくりと散策しながら集合場所の金沢駅へ再び向かう。

途中、昼食に新鮮な海の幸を味わおうかと近江町市場に寄ってみると、ここも多くの観光客で賑わっています。ところが、あるお店の前でメニューの写真を見ると、なんと海鮮丼の値段が2000円を超えるものばかりです。雲丹のたっぷり入った特別海鮮丼は4300円の表示です。これには本当に驚きました。市場の中をしばらく進み、別のお店のメニューを見ても同様です。これも新幹線開通の経済効果の一つなのでしょうか。

家内と「今晩は宴会だしね」と、メニューを眺めるだけにして、結局、金沢駅構内の「8番ラーメン」の豚骨ラーメンがこの日の昼食となりました。
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【写真1】近江町市場の賑わい。
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とある海鮮丼専門店の店頭案内。海鮮丼の種類と値段に目を見張ります。

5月14日(日)
昨日の宴会のお酒がまだ少し残っている状態ですが、午前8時過ぎにホテルを出発し金沢駅に向かう。自転車をバッグに収納し、8時56分発の「能登かがり火1号」に乗り込む。和倉温泉でのと鉄道七尾線に乗り換えて、終点の穴水駅まで輪行です。午前10時34分に穴水駅に到着する。
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穴水駅前広場で自転車を組み立て、いざ出発と意気込んだのですが、、、

自転車を組み立ていざ出発とペダルを踏み込みしばらく進むと何かおかしい。後段ギアが突然変速できなくなったのです。ハンドルの手元で操作をしても、ディレイラーがうんともすんとも動かない。自転車を停めて確認すると、なんと変速ギヤのシフトワイヤーのカバーが破裂して、中からアウターワイヤーがばらけるように飛び出してるではありませんか。これはワイヤー交換しなければ修復不可能です。ネットで調べても近くに自転車店はなく、後段ギアが最も重いレベルで走行するしかありません。最悪の事態です。

今回の走行ルートでは、穴水から宇出津までの間に距離5.3km、平均勾配2.4%の峠越えを予定しています。ギア変速が自在であれば難なく越えられる上り坂ですが、この状況では走行困難と判断し、急遽宇出津までは路線バスで輪行することにしました。宇出津には午後0時40分に到着する。前日に続き駅近くの8番ラーメンで昼食を取り、いよいよ念願の奥能登路ツーリングの開始です。

@能登内浦海岸・小浦の千畳敷
ギア変速が前段二枚しか切り替えられないのは不自由でなりません。今回のルートは、能登半島の海岸線を走るのですが、全て平坦な道が続くわけではありません。小さな岬があれば20〜30mのアップダウンを想定しなければなりません。これを前段ギア比の調整のみでは限界があります。

最初の試練は、千畳敷展望台までの上り坂でした。ここは標高差70m。なんとか登り切りました。平坦部でできる限り加速をつけて、その勢いで漕ぎまくるという、極めて単純ですが力仕事になります。限界が来ればそこで降りて、あとは手押しになります。家内からは「えらい上りが強くなったね!」と冷やかされる始末です。

宇出津から千畳敷までの海岸風景を動画でどうぞ。
https://youtu.be/jb_6rnxFGko
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展望台より小浦の千畳敷を望む。動画でもどうぞ。
https://youtu.be/Wl4oR8rx038
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千畳敷展望台から南に遠く富山湾を望む。陽射しが強く、海は青々と輝いていました。
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藤の花の季節です。千畳敷展望台付近も野生の藤が群生し、心地よい香りが漂っていました。
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つつじの花も満開です。

A恋路海岸
千畳敷展望台から県道35号線は再び海岸線に下りて、小さなアップダウンを繰り返しながらしばらく東に進む。五色浜海岸付近から左に折れて、珠洲温泉に向けて北上する。途中、恋路海岸という悲恋の伝説が伝わるという海岸を走る。海岸から数百m先に鳥居と小さな小島の浮かび、物語の印象からか、どことなく哀愁の漂う波の穏やかな静かな海岸でした。
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恋路海岸から日本海を望む。波の穏やかな静かな海です。
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恋路観音像と沖の小島。
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恋路海岸の浜にて。後ろの岩はソフトクリーム岩というそうです。

海岸の風景を動画でもぞうぞ。
https://youtu.be/8RDN6SkZYow

B珠洲温泉・見附島
恋路海岸から珠洲温泉までの4km程の海岸線は「えんむしびビーチ」と呼ばれ、若いカップルに人気のスポットだそうです。右手に日本海を望みながら午後4時半すぎに珠洲温泉に到着する。海岸から岩伝いに見附島が繋がっていて、この島は写真でも分かるように軍艦の形に似ていることから軍艦島とも呼ばれているそうです。
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「えんむすびビーチ」の終端の見附島。えんむすびの鐘を鳴らすと良縁に恵まれるとか。動画でもどうぞ。
https://youtu.be/M2VWZDr_c3A
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宿から見附島を望む。

5月15日(月)
この日の行程は約100kmと長丁場です。早々に朝食を済ませ、午前8時過ぎに宿を出発する。週初めの珠洲の街はトラックや商用車の往来がありますが、郊外に出ると車の量は俄然少なくなり快適な走行が続きます。

まず、能登半島の先端部南側の海岸線を走る県道28号線を東に進む。鉢ヶ崎総合公園の数キロ先で、いよいよ能登半島の先端部分に向けて進路は北へ変わる。僅かなアップダウンはあるものの快適な走行が続きます。

@金剛崎
宿を出て約20kmを過ぎるところに第一の難所が控えます。標高差は約80mです。後段ギアの変速が自在であれば難なく通過できる勾配ですが、今回はそういうわけにいきません。思い切り加速をつけて入りましたが、勾配がきつくなり中腹を越えたところであえなくダウン。
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金剛崎から日本海を望む。自称「能登半島の最先端」のようです。手前下の和風の建物は「ランプの宿」。外国人観光客に人気のある高級ホテルだそうです。

A禄剛崎(能登半島最先端)
金剛崎の高台から一気に下り海岸線をしばらく進むと、いよいよ正真正銘の「能登半島の最先端」、禄剛崎です。この辺りは「狼煙(のろし)」という地名で、その名の通り昔は狼煙を上げて沖を行く船に情報を伝えていたのだと思います。

禄剛崎は金剛崎と違って土産物店などはなく、観光地化されていません。静かな自然環境の中で、海を眺めながらしばらくの間「最先端の地」を楽しみました。さぁ、いよいよ半島の北側の海岸線を右手に日本海を眺めながら輪島方面に向かいます。
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「能登半島の最先端」の岬、禄剛崎の灯台。1883年に建設されたそうです。今は無人監視だそうです。江戸時代は近くの山の上に、約3mの行燈を灯して夜間航海の目印にしたそうです。
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禄剛崎から日本海を望む。この海のずっと先は大陸です。この岬では同じ場所で「海から昇る朝日」と「海に沈む夕日」を眺めることができるそうです。最先端の風景を動画でもどうぞ。
https://youtu.be/_ATHxbiIZUY
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この岬から上海、釜山、ウラジオストク、東京までの距離が表示されています。ウラジオストクまでは772kmです。
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念願の能登半島最先端の岬に自転車でやって来ました。感無量です。

B強烈な向かい風の中を「千枚田」に向かう
禄剛崎から暫く海岸線を離れ、田畑の広がる平坦な道が続きます。10kmほど進むと本日最大の難所、椿の展望台への上り勾配に入ります。標高差は約110mです。例によって平坦部で加速をつけて上り始めますが、ギア変速不可では限界があります。家内にはあっという間に抜かれ、間も無くダウン。ギア変速できれば難なく上れるのですが。手押しをしながら大汗かいて展望台に到着する。
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「椿の展望台」からの展望。ここから前方の堂ガ崎向けて、標高差110m余りを一気に下ります。下りの走行シーンを動画でもどうぞ。
https://youtu.be/L6Cj0k5RmhQ

小休止の後、海岸線に向けて一気に下る。途中にヘアピンカーブが二ヶ所あり、スピード感とコーナリングを楽しむ。息急き切って上るのとは違い下りはとても爽快です。この楽しみを味わえるからこそ、厳しい上りも耐えられるのです。

半島北側の海岸線に出ると想定外の強烈な向かい風に唖然としました。ここから輪島まではまだ40km程も西向きに進まなくてはなりません。風は弱まることはなく、絶えず前方から吹きつけてきます。岬を回りこむ時に一瞬、強風が遮られほっと一息をつけるのですが、それ以外は風との戦いが続きました。

通常、平地ですと時速25~30kmで走行するのですが、どんなに頑張っても15~16km程度しかスピードは上がりません。12~13km台に落ちるとペダルを漕ぐのが苦痛になるほどです。昼食に立ち寄った「庄屋の館」というお食事処で、店員さんから「今日は風はそれほど強くないですよ。」と言われ、何を基準にされたのか分かりませんが、−冬の日本海の風との比較かもしれませんが−、私たちにとっては自転車の難敵との戦いが続きます。
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ゴジラの後ろ姿に似ていることから名付けられたそうですが、遠目にはそれらしき姿には見えませんでした。
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昼御飯に食した海鮮丼。近江町市場のような値段ではありませんでした。

千枚田の手前で再び標高差80mの上り坂が立ちはだかります。家内はマイペースで展望台まで上ったようですが、私は中腹までも至らずあえなくダウン。疲労も少し溜まってきたようです。再び手押しです。
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展望台から千枚田を望む。千枚田の面白い幾何学模様とその向こうに広がる日本海の青い海原が疲れを癒してくれました。動画でもどうぞ。
https://youtu.be/Hy-3Fqh_vMQ

午後3時過ぎに千枚田を出発し、国道249号線を西へ輪島を目指す。丘陵地の中を暫くアップダウンを繰り返した後、海岸線に出ると再び向かい風との戦いが始まります。とはいえ、輪島まではもう5km余りとなりました。午後3寺半過ぎに輪島の市街地に入る。ここで漸く強風に別れを告げ、進路を南に変えて県道1号線を穴水に向かう。本日最後の行程は、能登半島を南北に縦断する約20kmの道のりです。

事前調査では、前半15kmは標高差約120mの上り勾配が続き、峠を越えると穴水駅まで約5kmの下り勾配です。上りの平均勾配は約0.85%と緩く、ギア変速できなくても上り切れそうと踏んで穴水に向かう。ただし、午後5寺22分穴水駅発ののと鉄道に乗り遅れると、本日中に神戸に帰り着けなくなるので、のんびりと走るわけにはいきません。

穴水駅には午後5時前に到着する。サイクルメーターを見ると、走行距離103kmと表示していました。このうち椿の展望台から輪島までの約40kmは、強烈な向かい風との戦いが連続するという想定外の走行となりました。今後、日本海沿岸を自転車でツーリングする時は、西から東へ向けてのコース設定が原則との教訓を得ました。とはいうものの、天候に恵まれて、念願の「能登半島最先端の地」を自転車で訪れることができたことを喜んでいます。
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100km余りの走行を終えて、穴水駅に到着。強烈な向かい風にも負けずよく走りました。さすがに疲れました。

午後7時47分、金沢駅発サンダーバード46号に乗車する。家内とビールで乾杯。夕食を食べ終えると、旅の疲れから急に睡魔に襲われて、大阪までの2時間余りはあっという間の時でした。自宅には午後11時半過ぎに無事到着。長い一日でした。

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