2017オーストリア・ドイツ自転車旅行記(8/3)

8月3日(木) 終日晴れ ミュンヘンからキーム湖を観光後、ザルツブルクへ(München→Chiemsee→Salzburg)
今日はミュンヘンからプリーン(Prien am Chiemsee) まで輪行し、キーム湖に浮かぶヘレン島のお城を観光後、湖畔を周遊し、トラウンシュタイン(Traunstein)から再び輪行でザルツブルクへ向かいます。キーム湖は、南バイエルン地方の景勝地とかで、週一回通っているドイツ語教室のZT先生が、ザルツブルクに行く前に是非行きなさい、との強いお勧めがあり、また、生徒の一人、Akさんが昨年、自転車で湖を周回したとの話もお聞きして、輪行と併せて行くことにしました。

1.キーム湖観光

午前8時55分、ミュンヘン中央駅発プリーン行きのローカル電車に乗り込む。こちらもサマーバケーションの季節とあって、ミュンヘン中央駅は旅行客で溢れ返っています。私たちが乗り込んだローカル列車も発車間際になって、大変な混みようです。中央駅ではドイツ鉄道の無料のWiFiが利用できます。助かりました。
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ミュンヘン中央駅10番線よりプリーン行きのローカル線に乗り込む。
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各車両にこのようなスペースがあり、自転車持ち込みの乗客が多数いましたが、余裕でスペースを確保しました。

https://goo.gl/maps/VqtnQpFj9dw
ご覧のようなルートで一路、プリーンへ向かう。1時間足らずでPrien a Chiemsee駅に到着する。ここから船着き場まで遊園地で見るような小型の列車が観光客を運びますが、私たちは自転車で船着き場へ。間近に見えるヘレン島へは遊覧船で約15分。湖から南方向へドイツアルプスの山並みが見渡せます。スイスアルプスのような3000~4000m級の高い山はありませんが、オーストリア方面に向けていくつものピークが連なっています。
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プリーン港からヘレン島に向けて、このような結構大きな船で向かいます。ご覧のように、船室も含めて満員です。

ヘレン島へ向かう船上からドイツアルプス方面を望む動画をどうぞ。
https://youtu.be/d34YnAN6wGE

ヘレン島にはバイエルン王国の第4代国王ルードビッヒ2世が生涯で建てた3つの城の一つ、ヘレンキムゼー城があります。有名なのはフィッセンにあるノイシュバンシュタイン城です。ヘレンキムゼー城は3番目の城として、ベルサイユ宮殿をモデルと1878年に建設が始まったそうです。ガイドツアーに参加して、主要な部屋を見学しましたが、どの部屋もこれでもかというほどのコテコテの装飾品と豪華な内装でした。個人的にはここまでするのか、という印象でしたが。

15分間隔でスタートする見学ツアーで面白かったのは、ドイツ語と英語のツアーに混ざって、中国語のツアーが含まれていることです。中国人ツアーの多さを物語ってします。今回の旅行では有名な観光地では中国人の団体ツアーの集団に頻繁に遭遇しました。一昔前の日本人団体ツアーに似ているような気がします。
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ヘレンキムゼー城の外観。ルードヴィヒ2世はフランスに傾倒していたとのことで、ヴェルサイユ宮殿をもしたものだそうです。
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宮殿の前に広がる庭園。
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宮殿に向かって左に位置するファーマの噴水(Fama-Brunnen)。中央の像はローマ神話に登場する「噂の女神(Fama)」だそうです。ペガサスにに乗り翼を広げています。ピラミッド城の岩の東面には「戦争」、「勝利」、「歴史」そして「自然」のアレゴリーが、西面には「妬み」、「嫌悪」、「虚偽」のアレゴリーが表現されているそうです。噴水池の周りには神話上の人物、天使が配置されています。1884年建造。
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30分程度の間隔で噴水が現れます。
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ラトナ噴水(Latona-Brunnen)の前で。ベルサイユ宮殿の同名の噴水を模した噴水だそうです。中央に立つのは女神ラトナで、二人の子供ダイアナとアポロ携えた大理石の像です。1883年建造。
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ヘレン島の桟橋から城までの1km余りをご覧のような馬車が往復しています。お年寄りや小さな子供の家族連れに人気があるようです。
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プリーン港へ向かう船に乗船。

2.キーム湖からトラウンシュタインへ向けて走る(Chiemsee → Traunstein)
ヘレンキムゼー城の観光を終えて、午後1時半過ぎにプリーン港に戻る。さぁ、これから自転車の旅の始まりです。キーム湖北側湖岸に沿って走る自転車道をキーミング(Chieming)まで周回し、湖を離れトラウンシュタイン(Traunstein)まで進み、そこからザルツブルクまではドイツ鉄道で輪行です。ルートをGoogleマップでどうぞ
https://goo.gl/maps/LyFEEPapUWG2

湖岸を走る自転車道は、そのほとんどが固い土道で、細かな砂利も混ざっているため快適な走行とはいうわけにはいきません。時折、幹線道路に併行するところは舗装されています。湖岸には所々に湖水浴場があって、多くの観光客が水遊びを楽しんでいます。沖合にはドイツアルプスの山並みを背景に、白い帆が多数揺れていたシーンが印象的でした。
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キーム湖畔の湖畔の自転車道を走る。所々に湖水浴場があり、老若男女多くの人で賑わっています。右側に湖畔を眺めながら自転車道は、ご覧のような固い土道で細かな砂利も混ざって難儀しました。
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自転車道には湖岸の散歩を楽しむ家族連れも多く見かけました。
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自転車ひとり旅の女性です。前後輪にサイドバッグを取り付けて、ハンドルにはフロントバックと、自転車ツーリングでは最重装備のスタイルです。後輪のリアバッグの上にはマットが取り付けているので、おそらく長期間のツーリングをテント泊で過ごすのだと思います。
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こちらはツーリングを楽しむご夫婦です。お二人の乗っている自転車を見ると、タイヤが異様に太いことに気づきます。そして、まえのじょせいの自転車もそうですが、ハンドルはクロスバイクの直線状であることです。昨年もそうでしたが、ドイツを走っていると、自転車ツーリングはこのスタイルが基本形のようです。私たちのようなドロップハンドルのスタイルは少なく、多くはトレーニングスタイルのようです。
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キーミングに向かう湖畔には、家族連れがのんびりと寛いでいました。
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砂浜もない湖岸で水浴を楽しむカップルです。日本では見かけない風景です。

キーム湖湖岸の走行を終え、キーミングには午後4時過ぎに到着する。キーミングからトラウンシュタインまでの約10kmの道のりは、緩やかアップダウンの続くのどかな牧草地を進みます。放牧された牛がのんびりと牧草を食べている姿が印象的です。キーム湖を離れると、トラウンシュタインまでは舗装された一般道を進む。車は少なく、遠くオーストラリアの山並みを眺めながら広大な視野を楽しみながらの走行となりました。
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キーミングに到着。ドイツの自転車道の表示は分かりやすく、大変助かります。これからトラウンシュタインに向かいます。自転車ひとり旅の女性です。前輪、後輪にそれぞれサイドバッグを二つずつ付け、ステムにフロントバッグをつけるという最大限お重装備です。リアサイドバッグの上にマットをつけていることからテント泊でのツーリングを楽しんでいるようです。素晴らしいの一言です。
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ちょっと立ち止まり、のんびりと牧草を食べる牛たちにご挨拶。
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トラウンシュタインまではご覧のような、広大な牧草地の中を緩やかなアップダウンを繰り返しながら進みます。

トラウンシュタイン午後5時16分発のローカル線に乗り込みザルツブルクに向かう。
30分で国境を越えてオーストリアです。隣町に行くような感覚です。ザルツブルク中央駅はオーストリア鉄道の拠点の一つとあって、多くの観光客で賑わっています。無料のWi-Fiが感度よく使えるので、宿の位置の確認や周辺の状況が手に取るように分かり助かります。まず、今回初めて利用するフリーSIMを買いに、駅前のT-Mobileに向かう。10GBで15€、2000円以下とは、日本では考えられません。安い。フリーSIM用に購入したgooのg06に装着すると、APNの設定も不要。即、インターネットの世界に入れます。
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ザルツブルク中央駅近くのショッピングモールの一角にあるT-Mobileのショップで購入した10GBのフリーSIM、SURFKLAX。
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中身はこんな感じで、スマホの機種に合わせて3つのタイプに切り分けることができます。今回初めて利用しましたが、昼間走行中にも自由にインターネットにアクセスでき、本当に助かりました。

今日の宿は、中央駅からザルツァッハ川沿いに北に2km足らず、10分ほどです。駅前のショッピングモールのパスタ屋さんで夕食をすませ、午後8時に到着する。日没は8時半過ぎですから、辺りは夕暮れ時になるかといった明るさです。ヘレンキムゼー城観光とキーム湖畔のサイクリングと、内容の濃い1日でした。明日はレイルジェットでザルツブルクからウィーンへ一気に移動です。(続く)

走行距離:44.1km (累積走行距離:49.6km)


8月4日(金) ザルツブルク(Salzburg) → ウィーン(Wien)
http://dolphin-kick55.at.webry.info/201710/article_1.html

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