2017オーストリア・ドイツ自転車旅行記(8/5)

8月5日(土)  晴れ ウィーン(Wien)市内観光
今日はウィーン市内、特にリング通りを中心に幾つかの観光ポイントをポタリングしながら回り、ハプスブルク家の王宮・ホーフブルク宮殿と郊外にあるシェーンブルン宮殿をタップリと見学する予定です。

午前8時半に宿を出発する。宿からウィーン市街中心部までは約5kmの道のり。自転車なら15分もあれば十分です。市内の道路には十分なほどの道幅の自転車専用ゾーンが明確に仕切られていて、自動車に気を使うことなく走ることができます。
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市街中心部に向かう道路には自転車専用ゾーンが設けられています。ご覧のように上下方向に自転車マークがあり、上下のすれ違いに十分な道幅が確保されています。なんと自転車にフレンドリーな街だろうと、私たちライダーは感激です。

まずは、リング通りのほぼ最南部に位置する国立オペラ劇場に到着する。ここは建物を眺めるだけ。劇場前の交差点は、車、トラム、自転車そして多くの観光客が複雑な信号制御にしは従うものの切り替えが早く、騒然と行き交っています。そのうえトラムの電線が道路上に張り巡らされているせいか、非常に大きな交差点ですが、空間的な圧迫感があります。
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ウィーン国立歌劇場。リング通りの真南に位置します。

リング通りのポタリングのコースです。以下のURLからどうぞ。
https://goo.gl/maps/J7yQ579VNUU2

オペラ劇場前の前からリング通り内側の自転車専用ゾーン入る。車道とは街路樹と緑地帯とで仕切られた自転車ゾーンは、道幅が広く歩道とも独立していて快適な走行を楽しめます。リング通りの両側に立ち並ぶ国会議事堂、市庁舎、ブルク劇場と観光名所の建物を立ち止まり眺めながらヴォティーフ教会に到着する。観光客は少なく、美しいステンドグラスに囲まれて静かな時間を過ごすことができました。

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リング通りの自転車道です。ウィーンはかつて、16、17世紀の2度にわたるオスマン帝国のの攻撃を撃退した、堅固な城壁に囲まれた要塞都市でしたが、19世紀半ばフランツ・ヨーゼフ1世の時代に取り壊され、その跡にリング状の道路が建設され、現在に至っているそうです。ご覧のように、左から車道、街路樹を挟んで緑色に着色されたのが自転車ゾーンです。上下方向に余裕をもってすれ違うことができるほどの幅広の道路です。その右に歩道が並んでいます。この自転車道が車道を挟んで両側に整備されているのですから、驚くばかりです。リング通りの自転車道路は、オーストリアの自転車に対する施策が如何にフレンドリーであるかを象徴していると思います。
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国立オペラ劇場をリング通り周回の出発点として時計回りに走り出す。しばらくするとオーストリアの国会議事堂が現れます。
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国会議事堂から更に時計回りでしばらく進むと右側にブルク劇場が、通りを挟んで左手には市庁舎が現れます。
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向かい側にはブルク劇場が構えています。ヨーロッパの演劇界で最高レベルに劇場だそうです。ガイドツアーで内部を見学できるそうですが、私たちは外観見学にとどめ次に進みます。
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リング通り外周部の自転車道路です。車とは緑地帯ではっきりと分離され、歩行者とは色分けで区分され、かつ道幅も広くとても走りやすいです。
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リング通り北西部にあるヴォティーフ教会。19世紀半ばから後半にかけてフランツ・ヨーゼフ1世の命のより建てられた教会。二つの塔の石の色と細やかな彫刻が珍しく、印象的です。
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ヴォティーフ教会内陣。金色に輝く祭壇とそれを取り囲むステンドグラスが美しい教会です。ステンドグラスの美しさを写真に残すのはなかなか難しいです。記憶に焼きつけておくのが一番かもしれません。

リング通りをさらに時計回りに周回し、北端部から東側へドナウ運河と併行して走る。運河に小船が密集している風景はどこの国でも見られる風景です。リング通り南東部に位置するウィーンコンツェルトホールの前で小休止の後、いよいよハプスブルク家の王宮、ホーフブルク宮殿に向かう。
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ヴォティーフ教会からリング通りをドナウ運河に向けて進む。
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リング通りの南東部に位置するウィーンコンツェルトハウス。ウィーンの二大コンサートホールの一つで、ウィーンフィルの本拠地だそうです。道路を挟んだベンチで小休止。リング通りをほぼ一周しました。

王宮の見学は、昨日のシュテファン大聖堂と同様に日本語音声ガイド付きで見学順路に沿って回るのですが、例によって説明は長く、また展示品も山のようで大変な時間を要します。ハプスブルク家の調度品、食器類がこれでもかと展示されています。この手の観光は、至れり尽くせりのサービスと考えてなされるのだと思いますが、個々の詳細な説明は、右から左へと大脳を通過していきます。個人的には大変抵抗を感じます。
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ミヒャエル広場から王宮を望む。広場には観光客が溢れていました。
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新王宮の建物。
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王宮内に展示された銀器コレクションの一つですが、とにかく600年にも及ぶハプスブルク家の豪華な食器や調度品など山のように展示されていて、見学には大変な時間を要します。最後は少々うんざり気味というか、、、

約2時間の見学を終えて、芝生公園のカール大公像の前のベンチで昼食をとる。午後2時20分過ぎに王宮を後にシェーンブルン宮殿に向けて出発する。午後3時少し前に到着。シシィチケットは入場時間の指定を受けることなく、したがって、待ち時間なく直ぐに入場できます。

王宮からシェーンブルン宮殿までの道のりを以下のUPLからどうぞ。
https://goo.gl/maps/hx3F7oXubUs

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王宮の見学を終えて、シェーンブルン宮殿に向かう。
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王宮からシェーンブルン宮殿までの約7kmの道のりは、Googlemapのナビで道に迷うこともなく、市内の風景道行く人の姿を楽しみながら快適です。ウィーン郊外のシェーンブルン宮殿に近づくと周囲に緑が増えてきます。
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シェーンブルン宮殿正面。

日本語ガイドでの見学は約1時間。この程度であればなんとか耐えられます。ただ、団体客も含めて多くの観光客と一緒に、まるでベルトコンベアーに乗せられたように見学コースを回るのはどうも苦手です。7歳のモーツァルトがマリア・テレジアの前でピアノを演奏したという「モーツァルトの間」も流れ作業の中で通過していきました。

宮殿内部の見学を終えて、小高い丘に向けて広がる庭園に出ると、それまでのストレスから解放されてほっとしました。庭園の中の小道を散策しながらネプチューン噴水に向かい、さらに丘の上に建つグロリエッテを見学後、午後5時過ぎに宿に向けて出発する。
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庭園側から見たシェーンブルン宮殿。宮殿内部の見学を終えて庭園に出ると、その広さに驚きます。ハプスブルク家全盛期ともいうべき、女帝マリア・テレジアが大改築を行って現在の姿が完成したちのことですが、宮殿、庭園いずれをとっても当時のハプスブルク家の権勢の凄さを実感しました。
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庭園の中を4,5分かけて歩くと、宮殿正面に対峙するようにネプチューンの泉があります。残念ながら私たちのいた時間帯には噴水の姿を見ることはできませんでした。
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ネプチューンの泉から小高い丘に登るとグロリエッテがあります。軍事的な記念日だそうですが、名前や建築物の形からしてもローマ風です。
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グロリエッテからシェーンブルン宮殿を見下ろすと、遠く右奥にはシュテファン大聖堂の南塔が、左奥にはウィーンの森の山裾を望むことができます。ウィーンを実感できる郊外のヴィースポットの一つです。

シェーンブルン宮殿からの帰り道、”SPAR”でワインとつまみを買い、宿には午後6時過ぎに到着する。午後7時は過ぎに近くのイタリアンレストランで晩御飯をとる。盛りだくさんのウィーン観光2日目は、とても疲れました。(続く)

走行距離:15.8km (累積走行距離:73.1km)

8月6日(日) ウィーン(Wien)  → バーデン(Baden)
http://dolphin-kick55.at.webry.info/201711/article_2.html

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