2017オーストリア・ドイツ自転車旅行記(8/15)

8月15日(火) 晴れ ザルツブルク(Salzburg) → ザンクト・ギルゲン(St.Gilgen)
2日間のザルツブルク観光を終えて、いよいよ山と湖に囲まれたザルツカンマーグートへの自転車の旅が始まります。当初の計画ではザルツカンマーグートを周遊し、リンツに抜けた後、ドナウを下りウィーンへ向かう予定だったのですが、6月に娘が一緒に行きたいということになり、それなら自然豊かなザルツカンマーグートを三人で楽しもうと、私たち夫婦二人が先にウィーンを観光し、ドナウ河を遡り、ザルツブルクで娘と落ち合うという大幅な旅程変更となりました。全ての旅程を自分で組み立てるので、往復のフライトを固定した後は、白地図に自在に線を引くような感覚で旅程を変更することができます。

ザルツカンマーグートには大小幾つもの湖が点在し、サイクリングコースは湖の周回コースやマウンテンバイク用の山岳コースなど非常にバラエティーに富んでいます。8/15にザルツブルクを出発し、ザンクト・ギルゲン泊、翌8/16は世界遺産に登録されているハルシュタットへ。8/17はロープウェイで標高2100mのクリッペンシュタイン(Klippensteinに登り、オーストリア・アルプスを間近に眺める予定です。


走行ルートは以下のURLからどうぞ。
https://goo.gl/maps/NHqWtwVYVoF2

ゆっくりと朝食を取り9時半過ぎに宿を出発しようとしたのですが、家内の自転車の前輪がパンクしているではないですか。原因は不明。今回の旅で初めてです。トラブルとはいえパンク修理はお手のもの、10時10分過ぎに宿を出発する。

ザルツァッハ川左岸の自転車道を北上し、市街地を抜けてしばらく行くと、本日の第一の目的地モントゼー(Mondsee)に向かうモーツァルト自転車道へ右折する。小川のほとりを走る自転車道は、ザルツカンマーグート観光局から入手した地図にも掲載されていています。いよいよ豊かな森と湖が待つザルツカンマーグートの地に足を踏み入れます。

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宿を出てザルツァッハ川を北に市街地に向けて走り出す。快晴の空の下、気持ちがいい。
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ザルツァッハ川河畔からホーエンザルツブルク城を望む。二日間のザルツブルク観光を堪能しました。
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モーツァルト自転車道は渓流に沿った自転車道です。道幅は狭いですが、上下方向に無理なくすれ違うことができます。ザルツブルクに向かう多くの観光客とすれ違いました。

オイゲンドルフ(Eugendorf)という小さな村まで緩やかな上りが続く。途中、幼児を後ろのキャリアに乗せ走る若いお父さんが追いついてしばらく併走しながらお話しする。なんでもモント湖(Mondsee)で開かれるセールヨットの大会に出場するとのこと。お母さんらしき女性はおらず子連れで参加ということなのでしょうか。
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オイゲンドルフに向かう草原を走る。なだらかな上り勾配が続きます。

オイゲンドルフのピークからタールガウ(Thalgau)までは自転車専用レーンが見当たらず(あったのかもしれません)、車道を走行することに。ザルツカンマーグートの山並みを前方に眺めながら一気に下る。車も少なく前を行く娘と家内は猛スピードで下って行くので、なかなか追いつきません。
この様子を動画でどうぞ。
https://youtu.be/HPIikW6O6NU

車が少ないとは言え、制限時速80km/hrの幹線道路を車と一緒に走るの少々勇気が要ります。しばらくして、タールガウの道沿いの小さな公園で小休止。快晴の空の下、気温はグングン上がり、熱中症対策にしっかりと水補給が必要です。

幹線道路を離れ、再びモーツァルト自転車道に入る。長閑な田園地帯をザルツカンマーグートの山並みを前方に眺めながら快適に走る。モントゼーの手前、コイシェン(Keuschen)という小さな村でモーツァルト自転車道を右に分ける。途中、かなり急勾配な上りとなり、喘ぎながら漕ぎ上がる。ここから一気にモントゼーの町へ下る。
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峠を越え、モントゼーに向けて一気に下る。

モント湖(Mondsee)湖畔に出ると、道路は観光客の車で埋め尽くされ大渋滞。その脇を湖岸に沿って市街中心部に向かう。こういう時、自転車は機動的に動けます。目的地はサウンドオブミュージックでマリアとトラップ大佐の結婚式のロケ地となったモントゼー教会です。家内も娘もここは逃したくないと、ザンクト・ギルゲン(St.Gilegen)に向けては回り道になりますが、本日のメインの観光ポイントです。

午後1時半過ぎに教会の前のマルクト広場に到着する。保養地の街並みは明るく道路に並ぶテーブルには観光客がドリンク片手にのんびりと昼下がりを楽しんでいます。まずは広場の木陰のベンチでゆったりと昼食休憩です。昼食後、教会を見学。
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モントゼーの町の中心街
街の様子を動画でもどうぞ。
モントゼーの街中
https://youtu.be/0KYqVU3lWe0

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モントゼー教会。クリーム色の壁の色が、真っ青な青空に映え、とても爽やかです。
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教会の内陣。

午後3時10分過ぎにザンクト・ギルゲンに向けて出発する。しばらく、モント湖を左に眺めながら、湖畔の自転車道路を軽快に進む。
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湖畔を離れ、自転車道路を進む。前方の山はシャフベルク山(Schafberg)です。サウンドオブミュージックの舞台にもなった登山鉄道で山頂まで行けます。
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再びモント湖畔を走る。湖畔はキャンピングの家族連れやカップルで賑わっていました。
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ヴォルフガング湖に向かう分岐点。この先、9.2%の急勾配が待っています。車であれば、何気なく通り抜けてしまう峠なのでしょうが、私たち自転車旅行者にとっては印象に残る峠の急勾配でした。

シャフリング(Schafling)という村でモント湖を離れ、山中に入って行く。ザンクト・ギルゲンに抜けるには峠を一つ越える必要があります。蛇行する上り坂が1.3km続き、この間標高差約120mを獲得します。平均勾配は9.2%、かなり厳しい登りです。先を行く家内と娘を呼び止めて、途中で息が切れ小休止。さすがに荷が重くこたえます。

峠を越えると、あとはザンクト・ギルゲンまでは一気に下ります。左手にヴォルフガング湖(Wolfgangsee)が見えてくる。街中に入ると水着姿の家族連れやカップルが道を行き交い、まさにサマーバケーション真っ只中の保養地といったところでした。
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ザンクト・ギルゲンの街に入る。前を行くのは、幼子二人を自転車に乗せて走る若い親子。

午後4時過ぎに宿に到着。ほんじつは"Gasthof zur Post"という創業が1600年代だという老舗ホテルです。洗濯後、陽はまだ高くヴォルフガング湖畔をしばらく散策しレストランで晩御飯。天候に恵まれてよく走りました。ビールが美味しかった。(続く)
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ザンクト・ギルゲンの老舗ホテル。3階の右隅の部屋はエキストラベッド付きの余裕の広さ。朝の食事も盛り沢山でお薦めです。
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ヴォルフガング湖畔に建つモーツァルトハウス。すでに閉館していました。
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宿に荷物を置いて、夕涼みがてらにヴォルフガング湖畔を散歩。水上サーフボードを楽しむ人たちがはしゃぎ声をあげていました。
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モーターボートに引かれていざ出発。5分から10分程度の時間ですが、湖の奥深くまで進み、中には急展開にバランスを崩し、水中に倒れ込む人もいました。
https://youtu.be/XFqGhm33buA
https://youtu.be/iKu5frMch9A

走行距離:55.8km (累積走行距離:498.7km)

(続く)
8月16日(水) ザンクト・ギルゲン(St. Gilgen)→ハルシュタット(Hallstatt)→オーバートラウン(Obertraun)
http://dolphin-kick55.at.webry.info/201807/article_1.html

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